思考ロジックを盗め
小規模案件のリーダーとなり、メンバーを抱えるようになって感じることがある。
ある案件で、Javaの実装タスクを振ったメンバーの挙動がおかしいので、話を聞くと、案の定、手詰まっているという。
Eclipseを指差しながら僕に説明を始めた。
たどたどしい説明を途中まで聞き、やりたいことはわかった。
途中から、できない理由を話し始めるも、とりあえず全部聞いてみた。
<ぼそ>…説明下手なのは仕方ないが、まずは事実だけ聞きたいものだよ。
次に、僕がデバッガを起動し、5分後に修正箇所と修正方針を話す。
すると、今まで黙ってたメンバーが
「ここだったんですか…。気付かなかったです。」と。
他にわからないことはないか再度確認すると、
「修正箇所がわかったので、大丈夫です。」と。
僕も去年は新人だったが、先輩に教えてもらうときは、
答ではなく、答に至る過程をしつこいくらい確認した。
答は、その場限りの価値しかないけど、過程を理解してしまえば、以後、どんな課題にでも応用が可能だよね。
<ぼそ>「聞くは一瞬の恥。聞かぬは一生の恥。」くらい大事と思う。
それに、今いる部署は、パッケージのカスタマイズが主な実装テーマだから、
客によりカスタマイズする箇所が違う。
そんな中で、答を聞いただけでは、次も同じ目に遭うだけ。
だから過程を理解することがとても大事。
プログラムだけじゃない。
誰かの結果が目を引くものであれば、課程を探れ。盗め。
なぜそう考えたかを理解すると、大抵の結果は理解できるだろう。
そういえば、まだ僕にも理解できてない結果がある。
なぜこの年齢で2児の父なのか。
えっ?その課程?
考えたくもないね(笑)